
食品メーカーの金印(名古屋市)は15日までに、日本原産の本ワサビに含まれる健康成分「ヘキサラファン」が高齢者の記憶力改善に効果があることを明らかにしたと発表した。東北大の研究グループとの共同研究で、成果は10月30日に栄養科学分野の欧州科学誌オンライン版に掲載された。金印は記憶力の向上を助ける新商品の開発を検討する。
ヘキサラファンはからし油の一種で、ワサビの根茎や根っこにわずかに含まれる健康成分。これまで抗炎症や抗酸化の作用があることは報告されていた。
研究では健康な男女72人(平均年齢65・4歳)を対象に、根茎5グラム分に相当するヘキサラファン0・8ミリグラムの入ったサプリメントを12週間で毎日1粒ずつ摂取するグループと、成分を含まない偽薬のグループに分けて試験した。
摂取の前と後に認知機能検査を行った結果、成分を取ったグループの成績は偽薬のグループに比べて著しく向上した。短い会話や簡単な計算を処理する能力と、顔と名前を一致させる能力の改善が見られた。
ということで、これまでの抗炎症や抗酸化だけではな記憶力改善に役立つのは凄い結果ですね。
それも「著しく向上」ですから、これは高齢化社会で健康年齢を上げるにもわさびが重要になってきますね。